Themegraphyは6000以上のWordPressテーマを見てまわった中から、約300のWordPressテーマを厳選して掲載しているサイトです。しかし、中には300テーマでも多いという人もいると思います。
そこで、ここでは300テーマの中でも特におすすめの約30テーマを次の分類ごとに紹介します。分類ごとに紹介数が違いますが、これはおすすめできるテーマの数の違いによるものです。
なお、テーマの中にはアフィリエイト提携をしているものもありますが、アフィリエイトの有無によって評価を変えるようなことはしていません。
ブログ
いわゆるブログで使えるWordPressテーマを紹介します。ブログテーマはとにかく数が多く、無料テーマも大量にあります。しかし無料で質の高いテーマはそれほど多くはありません。初心者のうちは無料テーマで十分ですが、慣れてきたら有料テーマを検討してみてもいいでしょう。
Graphy
タイポグラフィーが美しいテーマを求めている人にはGraphyがおすすめです。
Graphyは私が作成しWordPress.orgで公開しているミニマルなブログ向けWordPressテーマです。タイポグラフィーの美しさにこだわって作られており、装飾は最小限に抑えています。日本語にも対応しています。
カスタマイズは色やロゴなどに対応しています。また、サイドバーウィジェットを使用すれば2カラムにすることもできます。Graphy Proにアップグレードすればさらなるカスタマイズも可能です。
GraphyおよびGraphy Proはかなり人気があり、おそらく日本人が作成したWordPressテーマの中では現在世界でもっともダウンロードされているテーマだと思います。
Write
文章を大事にするミニマルなテーマを求めている人にはWriteがおすすめです。
Writeは私が作成しThemegaraphyで公開しているミニマルなブログ向けWordPressテーマです。装飾を極限まで省き、文字が美しく見えるデザインにしています。日本語にも対応しています。
カスタマイズは色やロゴなどに対応しています。また、4つのフッターウィジェットを備えているため、フッターを柔軟にデザインすることができます。Write Proにアップグレードすれば2カラムにもできたりと、さらなるカスタマイズも可能です。
Twenty Fifteen
左右2カラムのシンプルなブログを求めている人にはTwenty Fifteenがおすすめです。
Twenty Fifteenは2015年のWordPressのデフォルトテーマです。シンプルで使いやすいブログテーマだと思います。また表示サイズによって細かく表示を変えるため、どのデバイスからでも快適に閲覧することができます。ただし公式テーマだけあって圧倒的に被りやすいのが難点です。
カスタマイズは色の設定が細かくできるのが特徴で、全体を黒背景&白文字にすることもできます。またカスタムヘッダーとカスタム背景に対応しており、それぞれの画像が左カラムと右カラムの背景画像になります。ただしその他のカスタマイズ性は高くありません。
Lovecraft
普通のブログよりも少し本格的なブログデザインにしたい人にはLovecraftがおすすめです。
LovecraftはスイスのWebデザイナーAnders Norénによる2カラムのブログ向けWordPressテーマです。無料テーマでありながら美しいデザインになっています。
カスタマイズはアクセントカラー・ロゴ・カスタムヘッダーといった最低限のカスタマイズには対応しているものの、カスタマイズ性はそれほど高くはありません。
Rachel
女性らしいフェミニンなデザインのブログを作りたい人にはRachelがおすすめです。
RachelはBluchicによるフェミニンなブログ向けWordPressテーマです。Bluchicらしく女性らしさを全面に押し出したデザインになっています。また高級感もあるので、例えばネイルサロンのブログなどにも使えるでしょう。
カスタマイズは色・ロゴといった最低限のものには対応しているものの、カスタマイズ性はそれほど高くはありません。
マガジン・ニュース
マガジンサイトやニュースサイトで使えるWordPressテーマを紹介します。マガジンサイトとはブログよりも規模が大きく複数人で運営しているようなサイトを指し、ニュースサイトとはさらに規模が大きく新聞社のようなサイトのことを指します。マガジンテーマやニューステーマは無料のテーマは少なく、有料テーマが中心です。
Rowling
とりあえずシンプルなマガジンサイトを始めてみたいという人にはRowlingがおすすめです。
RowlingはAnders Norénによるグリッド表示のブログ・マガジン向けWordPressテーマです。本格的なマガジンサイトにはなりませんが、個人で始めてみるにはちょうどいいデザインです。
カスタマイズはアクセントカラー・ロゴといった最低限のものには対応しているものの、カスタマイズ性はそれほど高くはありません。
Silk Lite
おしゃれなマガジンサイトを始めてみたいという人にはSilk Liteがおすすめです。
Silk LiteはPixelgradeによるブログ・マガジン向けWordPressテーマです。ハイセンスな有料テーマを作成しているPixelgradeだけあって、無料テーマとは思えないクオリティーのデザインになっています。デザイン的にファッションサイトなど女性向けのサイトの方が合うと思います。
カスタマイズはロゴなどに対応しています。有料版のSilkにアップグレードすればさらに多くのカスタマイズができます。
Insight
シンプルかつ上品なマガジンサイトを作りたい人にはInsightがおすすめです。
InsightはWPZOOMによるシンプルなマガジン向けWordPressテーマです。WPZOOMらしくシンプルで使いやすいテーマになっています。クリーンで標準的なデザインなので、幅広いマガジンサイトに使えるでしょう。また、WooCommerceにも対応してるので、サイトで商品を売ることも可能です。
カスタマイズは色・フォント・レイアウト・背景・ロゴに対応しています。
DW Argo
今風のマガジンサイトを作りたい人にはDW Argoがおすすめです。
DW ArgoはDesignWallによるスタイリッシュなマガジン向けWordPressテーマです。明らかに今風のウェブ系やガジェット系を狙ったデザインです。また、Easy Digital Downloadsによるeコマースにも対応しています。
カスタマイズはフォント・色・ロゴなどに対応しています。
Zuki
シンプルかつ個性的なマガジンサイトを作りたい人にはZukiがおすすめです。
ZukiはElmastudioによるマガジン向けWordPressテーマです。シンプルですがかなり個性的なデザインをしています。テイスト的にオーガニック系のマガジンサイトに向きそうなデザインです。セットアップがやや複雑なので初心者には少し難しいと思います。
カスタマイズは色・ロゴ・レイアウトに対応しています。
Extra
ポップなマガジンサイトを作りたい人にはExtraがおすすめです。
ExtraはElegant Themesによるマガジン向け多機能WordPressテーマです。非常に多機能なため柔軟なレイアウト設定ができますが、その分セットアップも複雑です。ポップで情報量の多いマガジンサイトを運営するには最適だと思います。
カスタマイズはフォント・色・レイアウト・ロゴなどに対応しています。
DW Focus 2
シンプルなニュースサイトを作りたい人にはDW Focusがおすすめです。
DW FocusはDesignWallによるニュースサイト向けWordPressテーマです。ホームページは多数のウィジェットで構成されており、シンプルなグリッド表示からデモのような複雑な表示まで柔軟に設定することができます。
カスタマイズはフォント・色・ロゴなどに対応しています。
Tribune
新聞社のようにかっちりとしたデザインのニュースサイトを作りたい人にはTribuneがおすすめです。
TribuneはWPZOOMによるニュースサイト向けWordPressテーマです。WPZOOMらしい堅実なデザインで、かなり本格的なニュースサイトを作成することができます。ホームページはウィジェットで構成されていますが、DW Focusほどの柔軟性はなく、基本的にデモで表示されいてるレイアウトに従うことになります。
カスタマイズは色・フォント・背景・ロゴ・レイアウトに対応しています。
ビジネス
ビジネスサイトで使えるWordPressテーマを紹介します。無料のテーマもありますが、ほとんどは有料テーマです。また、素人では使いこなせないような複雑なテーマも多いため注意が必要です。
現状ビジネスサイトは日本と海外でデザインのテイストがかなり違うため、日本のビジネスサイトを作るならBizVektorのような国産WordPressテーマを使った方が簡単かもしれません。ただし美しさでは海外のテーマの方が圧倒的に上を行っています。
これまで日本語で使える質の高いビジネスWordPressテーマはほとんどありませんでしたが、2019年5月にBusinessPressが公開されたことで状況が変わりました。基本的にはBusinessPressの使用をおすすめします。
シンプルなビジネスサイトを作りたい人にはBusinessPressがおすすめです。
BusinessPressは私が作成し無料で配布しているビジネスサイト向けWordPressテーマです。海外テーマ並みのデザインクオリティーと日本語での使いやすさを両立させています。日本語のビジネスサイトを作りたい場合、現状最も有力なテーマだと思います。
カスタマイズはロゴ・色・カスタムヘッダー・ホームページヘッダー・注目の投稿スライダー・ブログ設定・フッター設定などに対応しており、有料テーマ並のカスタマイズ性を備えています。
Twenty Seventeen
シンプルで現代的なビジネスサイトを作りたい人にはTwenty Seventeenがおすすめです。
Twenty Seventeenは2017年の公式WordPressテーマです。これまで公式テーマはブログテーマが中心でしたが、2017年はビジネステーマがリリースされました。公式テーマだけあって非常によく考えられており、情報量の多いビジネスページを簡単に作れるようにできています。
カスタマイズはロゴ・色・カスタムヘッダーといった最低限のカスタマイズには対応しているものの、カスタマイズ性はそれほど高くはありません。
Presence
シンプルで上品なビジネスサイトを作りたい人にはPresenceがおすすめです。
PresenceはWPZOOMによる多目的WordPressテーマです。WPZOOMらしくクセのデザインをしているため、幅広いビジネスサイトに使えるでしょう。ページビルダーによって柔軟にページを作成することができますが、そのぶんページ作成の難易度は高くなっています。
カスタマイズは色・フォント・背景・ロゴ・レイアウトなどを詳細に設定することができます。
Divi
現代的なビジネスサイトを柔軟に作りたい人にはDiviがおすすめです。
DiviはElegantThemesによる多目的WordPressテーマです。ドラッグ&ドロップでの編集機能を初め、非常に多くの機能を備えています。世界中のWordPressテーマの中でも最も多機能なテーマのひとつです。ページ作成はページビルダーを使うため簡単ではありませんが、見たまま編集できるので他のビルダーほどは難しくはありません。
カスタマイズは色・フォント・レイアウト・ロゴなどを詳細に設定することができます。
Weston
デザイン性の高いビジネスサイトを作りたい人にはWestonがおすすめです。
WestonはTheme Trustによる多目的WordPressテーマです。多目的WordPressテーマは機能性は高くてもデザイン性はそれほど高くないものが多いのですが、WestonはTheme Trustが作っているだけあって美しい仕上がりになっています。ただし他の多目的WordPressテーマ同様ページビルダーを使用するためページ作成の難易度は高くなっています。
カスタマイズはフォント・背景・色・レイアウト・ロゴなどを詳細に設定することができます。
ポートフォリオ
ポートフォリオサイトで使えるWordPressテーマを紹介します。ポートフォリオテーマとは、ブログとは別にポートフォリオ機能がついているものを指します。無料テーマもありますが、有料テーマの方がデザイン的に圧倒的に優れています。
Noah Lite
シンプルかつハイセンスなポートフォリオサイトを作りたい人にはNoah Liteがおすすめです。
Noah LiteはPixelgradeによるポートフォリオ向けWordPressテーマです。ハイセンスな有料テーマを作成しているPixelgradeだけあって、無料テーマとは思えないクオリティーのデザインになっています。
カスタマイズはロゴなどに対応しています。有料版のNoahにアップグレードすればさらに多くのカスタマイズができます。
Illustratr
ポップなポートフォリオサイトを作りたい人にはIllustratrがおすすめです。
IllustratrはAutomatticによるポートフォリオ向けWordPressテーマです。シンプルですがポップなデザインとなっています。枠が非常に印象的なテーマですが、この色はカスタマイザーから好みの色に変更することができます。
カスタマイズは色・カスタムヘッダーなどに対応しています。
DW Jason
シンプルかつ上品なポートフォリオサイトを作りたい人にはDW Jasonがおすすめです。
DW JasonはDesignWallによるポートフォリオ向けWordPressテーマです。ポートフォリオサイトの標準的なデザインを高品質で実現していますので多くの人が使えると思います。また、WooCommerceにも対応していたりと多機能で、個人レベルであれば本格的なポートフォリオとして使用できます。
カスタマイズはフォント・色・ロゴなどに対応しています。
Bramble
2カラムのポートフォリオサイトを作りたい人にはBrambleがおすすめです。
BrambleはTheme Trustによるポートフォリオ向けWordPressテーマです。2カラムデザインですがビジネスサイトのように情報量が多いケースでも対応できる機能性・デザイン性を備えています。WooCommerceにも対応しているためサイトで商品を販売することも可能です。
カスタマイズはフォント・色・レイアウト・ロゴなどに対応しています。
ギャラリー
ギャラリーサイトで使えるWordPressテーマを紹介します。ポートフォリオテーマとの違いが分かりづらいかもしれませんが、ポートフォリオテーマはブログとは別にギャラリー機能がついているのに対して、ギャラリーテーマはブログ自体がギャラリー表示になっているテーマのことを指します。ギャラリーテーマは無料・有料を問わずテーマの数自体が多くありません。
Baskerville
シンプルなギャラリーサイトを作りたい人はBaskervilleがおすすめです。
BaskervilleはAnders Norénによるスタンダードなギャラリー向けWordPressテーマです。無料テーマでありながら上品なデザインになっています。
カスタマイズはアクセントカラー・ロゴ・カスタムヘッダーといった最低限のものには対応しているものの、カスタマイズ性はそれほど高くはありません。
Renkon
ミニマルかつ大胆なギャラリーサイトを作りたい人にはRenkonがおすすめです。
RenkonはElmastudioによるギャラリー向けWordPressテーマです。デザイン的にはシンプルですが、画像がひたすら下に流れていくような印象的なギャラリーサイトを作ることができます。
カスタマイズは色・ヘッダー・ロゴなどに対応しています。
eコマース
eコマースで使えるWordPressテーマを紹介します。なお、海外でeコマース対応のテーマといった場合、WooCommerce対応ということを表す場合がほとんどです。まれにEasy Digital Downloads対応を表していたり、この両方に対応していることもあります。WooCommerceはeコマース全般を扱っており、Easy Digital Downloadsはデジタル商品の販売に特化しています。これまで日本ではWooCommerceはほとんど使われていませんでしたが、最近になって少しずつ使われ始めているようです。
eコマース対応テーマは独自の開発が必要になるので、そのほとんどが有料テーマです。WooCommerce開発元のWooThemesでも対応テーマを販売していますが、テーマの方にはあまり力は入れていないようで、他のプロバイダーのテーマの方がクオリティーが高いです。また、いわゆるeコマース向けのデザインではなくてもWooCommerceに対応しているテーマも増えています。
Storefront
とりあえずシンプルなeコマースサイトを作りたい人にはStorefrontがおすすめです。
StorefrontはWooThemesによるeコマース向けWordPressテーマです。シンプルですが十分に使えるクオリティーになっており、またシンプルゆえにWooThemes初心者でも使いやすいテーマだと思います。
カスタマイズは色・ロゴ・レイアウトなどに対応しています。
Balance
シンプルかつ上品なeコマースサイトを作りたい人にはBalanceがおすすめです。
BalanceはWPZOOMによるeコマース向けWordPressテーマです。WPZOOMらしく、シンプルで使いやすいテーマに仕上がっています。多くのeコマースサイトで使えるデザインです。
カスタマイズはロゴ・色・フォント・背景などに対応しています。
Samantha
女性向けのeコマースサイトを作りたい人にはSamanthaがおすすめです。
SamanthaはBluchicによるeコマース向けWordPressテーマです。Bluchicらしく、非常にフェミニンなデザインになっています。女性向けアクセサリーなどの販売に適したデザインだと思います。
カスタマイズは色・ロゴといった最低限のものには対応しているものの、カスタマイズ性はそれほど高くはありません。
その他
これまでの分類に当てはまらないその他のWordPressテーマを紹介します。いわゆるニッチ系のテーマです。ここでは特定のテーマを紹介するというよりも、「WordPressはこんなサイトにも使える」という紹介をメインにしています。
Delicio
WordPressテーマの中にはレストラン向けのテーマというものもあります。大きな写真によって食べ物を美味しそうに見せたり、メニュー一覧のデザインに対応しているテーマもあります。レストラン向けのテーマは「restaurant」で検索すると出てきます。
Oscillator
WordPressテーマの中には音楽向けのテーマというものもあります。デザイン的にミュージシャンのサイトらしいというだけではなく、ライブイベントやディスコグラフィーの表示に対応したテーマもあります。音楽向けのテーマは「music」で検索すると出てきます。
Metropolis
WordPressテーマの中にはホテル向けのテーマというものもあります。特にHermesThemesというテーマプロバイダーはホテル向けWordPressテーマを専門にしており、まさにホテルというデザインのテーマを取りそろえています。ホテル向けのテーマは「hotel」で検索すると出てきます。
最近WordPressを始めた者です!Firstを使わせてもらっています!わからないことだらけで困っていたのですがFirstのシンプルなレイアウトと無料とは思えないカスタマイズ機能を使ってWordPressが楽しくなりました!
コメントありがとうございます。Firstを気に入っていただけてなによりです。良きWordPressライフを!
写真家です。
おもにポートレートを中心にして
スタジオ、ロケなどで来年から
本格的な活動を始める予定です。
写真家としてのポートフォリオ
撮影希望者の集客にwordpress
を使ってみたいと思いますが
全くの初心者のためどこから手をつけたらいいのかわかりません。
御指南をよろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
その場合ですと、Graphy・Illustratrあたりが始めやすいと思います。
WordPressは実際に使ってみないと覚えられないので、とりあえずWordPressサイトを立ち上げて、いくつかの無料テーマを試してみるのがおすすめです。
素晴らしいテーマ集をありがとうございます。最新版を期待しています♪♪♪